今日は釧路に移動。山越えはないと考えていたが、ナビによると内陸から海沿いに出て釧路にアクセスするルートを使うようで、走っていると山に一直線だ。カルカンをちらつかされたネコみたいに突き進む。
天気は良くないが雨は降っていない。標高もそれほど高いところを走るわけではないので大丈夫だろう。霧はもうごめんだ。
ところが走っていると霧が立ちこめてくる。しかし薄い。これならさして恐怖もない。
やがて坂は下りになり下山して海に近づいて行くのだが、おかしなことに霧がますます濃くなってくる。ライトをつけて慎重に走っていると、もう完全に先日の霧より濃くなっている。しかもナビを確認してみるとすでに海岸を走っているはず。どういうことだ?
街に入ってラジオが拾えるようになる。ニュースを聞いていると、釧路地方はヒドい霧だとか。なんてこったい。
濃霧の中、道の駅を発見。ハラも減ってきたのでここでメシにする。俺は「イクラと鮭の親子丼」を、嫁は「天丼」をオーダー。
ハッキリ言って期待していなかったが、イクラもたっぷりで味もいい。嫁の天丼に至っては、揚げたてサクサク、エビはデカイしタレの味もいい。おまけにボリュームも結構なもの。この道の駅での食事は大当たりでした。
食事後、売店を見ていると熊の木彫りがあったが熊がくわえているのは鮭ではなく目玉の親父だった。かなり迷ったが購入は見送り。親父、泣いてるし…
移動を再開しようと車に乗った時に嫁の服が一部破損。ソーイングセットを持ってくるのを忘れていたため、途中のコンビニ全部に立ち寄ることに。幸い2件目で発見できたが、脱がないと直せないため取り敢えず安全ピンで固定。
そのまま釧路湿原に移動開始。海岸から離れるとみるみる霧が晴れて行く。霧が出ていたのは海岸線だけだったようだが、湿原に着いてみると湿原も霧に包まれていた。入館料を払って展望台に登ったのだが、手前の森が見えるだけで湿原は全く見えない。あきらめて館内の地図を見ていたら展望台の職員がいいことを教えてくれた。
この展望台の先4キロくらいのところにビジターセンターというのがあるが、そこから湿原内に入っていけるというのだ。ちょうど尾瀬の歩道みたいな感じ。湿原まで降りてしまえば霧の影響もそれほどではなくなるらしい。ってことで早速移動。ちなみに職員と話していたこのとき、トイレに行っていた嫁は服の破損部分を直していた。
10分ほど移動してビジターセンターとやらに到着。湿原に降りて歩道をひたすら歩く。高層湿原、低層湿原とめまぐるしく風景が変わる。遠くの方では丹頂の声も聞こえる。素晴らしいよ。守らなきゃダメだよ。
めでたく湿原を楽しんだのでホテルに移動。と思ったら急に晴れてきた。これはチャンス!と思ってもう一つの展望台に移動。細岡展望台というのだが、ここは夕日に染まる釧路湿原が美しいらしい。
駐車場に到着してみるとキタキツネが寝転がっている。近づいても動かないので事故にでも遭ったのかと思ったが、どうやら人間に慣れてしまった「おねだりキツネ」らしい。駐車場から少し高台に登った休憩所に張り紙があった。こういうのは駐車場に貼っておかないと意味がないと思うのだがいかがだろうか。エサをあげてしまう人はここに来るまでにやってしまっているだろうし。
で、眺めはというとこれがまた絶景。しばし見とれる。
日没直前の最も美しい瞬間まではまだ時間があったのだが、西日が暑くてかなわないためここで断念。休憩所でお茶を飲んでから移動することに。この休憩所では「イモ餅」が販売されており、富良野で食べ損なっていた恨みを晴らすことができた。美味い。
休憩を終えて釧路のホテルを目指す。富良野でもプリンスだったが、釧路もプリンスだ。しかし…同じプリンスでどうしてこうも差が出るのかね?富良野の方が設備も接客も数段上だったよ。もうちょっとがんばってほしいなぁ。
夕食はホテル近くの居酒屋「あぶり家」。居酒屋と言ってしまえばそれまでなのだが、なんかすごい繁盛している。俺たちは20分ほど待たされたが、待っている間にも次々と客がやって来ては待ち時間を容認することができずに去っていく。中には店長と顔見知りになっているらしき常連もいた。この辺では評判の店なのだろう。
待つことしばし、やっとカウンター席に通される。カウンター内には巨大な網があって大量の海産物を目の前で焼いている。ホール席だと焼けたものをホール係が持っていくので、忙しいときはちょっと冷めてしまうまで席に運ばれない。しかしカウンター席では板さんが焼きたてをそのまま出してくれる。こりゃいいね。
で、何もかもが美味い。〆にイクラ丼を食ったのだが、これがちょっと小さくて残念だった(安かったけど)以外は文句なし。「ホタテの貝殻焼き」なんて、あまりの美味におかわりしてしまった。また、ここの店長が自他ともに認めるソフトクリーム好きらしく、最高級のマシンを導入したとのこと。場所は北海道なので材料はいいものが手に入る。差を付けるとしたら機械ということらしい。待ってる間に店長が言っていたのだが、手前味噌だがここのソフトクリームは釧路で一番美味いと豪語していた。それならばと食ってみたのだが、確かに美味い。確かにこれまで自分が食ったどのソフトクリームよりも美味い。濃厚かつ滑らか、そして美味。自信をちらつかせるだけのことはある。
大満足の夕飯を終えてホテルに戻る。新富良野プリンスは客室でのネット接続ができたのだが、ここのプリンスはロビーにあるWindows一機だけが使える。1時間100円だと。結局使わなかったのだが、チラッと見た感じではかなり古そうなマシンだった。あんまり古いとポータブルFirefoxも使えなくてストレスが溜まるだけだからいいんだけどね。
明日は阿寒湖温泉に移動。シャワー浴びて就寝。